ダイオードのリカバリー過渡電流の導出
ダイオードのリカバリー過渡電流の導出
ダイオードは寄生成分を反映すると右図3-2-28のようなR,L,C等価回路になります.また逆回復による逆流をSW2によって示しています.
各パラメータの関係は,

ラプラス変換すると

s 領域のまま Id(s) をもとめると

これをラプラス変換表(表2-1-3)No.1,4に適合させてラプラス逆変換します.下表はその抜粋
| No | f(t) | F(s) |
| 1 | 1 | |
| 4 | eat |
表2-1-3抜粋
分母を部分分数に変形すると

ラプラス変換表より,過渡関数は,
![]() |
式3-2-1 |
つづいて,逆回復後のSW2オフにおける各パラメータの関係は

ラプラス変換すると

s 領域のまま Id(s) をもとめると
![]()

これをラプラス変換表(表2-1-3)No.7,8に適合させてラプラス逆変換します.
| No | f(t) | F(s) |
| 7 | ebtsin at | |
| 8 | ebtcos at |
表2-1-3抜粋
まず,8の形をつくります.すると

ラプラス逆変換すると
![]() |
式3-2-3 |


